ベッドのマットレスは大きいし、厚みもあるし自宅では洗えないのでどうしたら良いのだろうかと思っていませんか?
確かにベッドマットレスの厚みは15㎝から20㎝ほどありますので、基本洗えませんし干すのも重いので無理があります。
さらに、ベッドマットレスの中にはスプリングが入っているので、水で洗ってしまうとスプリングが錆びてしまいます。
なので、洗ってはいけないのです。
大きくて洗えないマットレスの対処法と予防をお伝えします。
目次
ベッドマットレス 表面の軽い汚れの場合
中性洗剤を水に溶かし、タオルを浸して固く絞ったもので表面を叩くように拭きます。
そして、タオルをぬるま湯で濡らして、洗剤成分を取り除きます。それを何回か繰り返します。
次に乾いたタオルで水気を取り除き、さらにドライヤーで乾かします。
マットレスの奥まで水分がしみこまないように注意しなければいません。
なので、汚れをふき取った後はマットレスを風通しの良いところに立てかけておくとよいです。
拭くだけでは完全に汚れを落とすことは出来ないかもしれません。
気にならないほど汚れが落ちていれば、続けて使用できるという範囲です。
ベッドマットレス洗えない6つの対処法
ベッドマットレスは洗えないことを前提に、なるべく汚れないように使う必要があります。
また、汗っかきさんはベッドマットレスに汗の湿気が滞らないようにする工夫も大切です。
なので、洗えない対処法は汚さない対処法ということにつながってきます。
洗えない対処法1
(ベッドの上では飲食をしない)
飲み物、食べ物の汚れは非常に落ちにくい汚れです。いくら気を付けていても姿勢が乱れがちなベッドの上ではうっかりこぼしてしまうことがあります。
ベッドの上では飲食をしないと決めておく必要があります。
洗えない対処法2
(小さいお子さまと寝るとき)
ベッドに家族一緒に川の字で寝る場合、小さいお子さまのおねしょが心配ですね。そんな時は必ずおねしょシートを敷いてください。
子どもは汗っかきですが、おねしょシートは通気性がないものが多いです。
そこで、おねしょシーツの上にバスタオルを敷いて対応してください。
洗えない対処法3
(ペットを飼っている)
犬や猫などのペットを飼っているお宅は、ペットがマットレスの上でおしっこをしてしまうかもしれません。
ペットの場合は、汚されるのが嫌ならマットレスの上には乗らないようにしつけをするのが理想です。
ペット専用のベッドを用意してあげてください。
洗えない対処法4
(湿気対策)
汗っかきさんはベッドマットレスの上に除湿シートを敷いてください。その上に汗を吸収してくれる効果のある敷きパッドを敷いてください。
除湿シートは干すことで繰り返し使えます。敷きパッドは必ず洗濯機で洗濯できるものを選び、洗い替えに2枚は用意しておくと良いです。
洗えない対処法5
(マットレスの方向を変える)
除湿シートや敷きパッドの使用に、さらにマットレスの中に湿気をため込まないように定期的にマットレスの上下をひっくり返すことをおすすめします。
汗をかきやすいのは上半身なので、位置を上下変えるだけでも違ってきます。
マットレスの身体のへこみも分散できるので、マットレスの寿命を延ばすことにもつながります。
洗えない対処法6
(掃除機をかける)
ベッドマットレスは洗えないので、知らず知らずのうちにほこりが溜まってしまいます。
表面のほこりは掃除機をかけることでスッキリです。
また、表面のダニやダニの死骸なども掃除機をかけることが有効です。
ダニ対策、カビ対策もしておきたいベッドマットレス
ダニを全く寄せ付けないことは非常に難しいことですが、気温と湿気の条件がそろうと繁殖してあっという間に増えていきます。
温度が20℃~30℃、湿度が60%以上でダニもカビも発生してきます。
特に梅雨の時期が発生しやすいですが、気密性の高い住宅では冬でも暖房や結露が原因でダニやカビの好む環境になりがちです。
・マットレスにカビが生えてしまったら
いったんカビが生えると完全に除去するのは難しいです。
寝具には基本、強い塩素系のカビキラーなどはおすすめしません。
ベッドマットレスはそれなりに値段が高いのでカビが生えたからと気軽に買い替えることも出来ませんね。
しかし、カビが増えていくようでしたら買い替えるしかないのです!
どうしても使い続けたい場合は、専門のクリーニングに頼んでみるのも良いかもしれません。
ダニやカビを寄せ付けない環境づくりとして気を付けたいことは
・部屋の換気をこまめにする
・掃除機をかける
・除湿シートの使用
・敷きパッドの使用
・布団乾燥機の使用
などを日頃から意識していれば、ある程度ダニ、カビを予防することが出来ます。
ベッドマットレスの上に敷くものは何?
ベッドマットレスの上に敷き布団を敷いて寝ている人が意外に多いです!
基本、ベッドの場合はマットレスか敷き布団かのどちらかで良いのです。
両方使うと通気性も悪くなりますので、マットレスとセットで購入されたかたはマットレスのみの使用で大丈夫なのです。
寝ている間にほとんどの人が汗をかいていますので、湿気対策をほどこすのが理想です。
なので、ベッドマットレスの上には、除湿シート、次に汗を吸収してくれる敷きパッドが最適です。
ベッドパッドと敷きパッドは用途が違う
ベッドパッドと敷きパッドは同じようなものと思っている方が多いですが、実は用途が違います。
・ベッドパッドの用途
ベッドパッドにはワタなどが詰めてあり、厚みがあるものもあります。
主に硬すぎるマットレスに加えて寝心地を改善するために使われたりします。
さらに、暖かい素材が使っているものは、寒さ対策で使われたりもします。
・敷きパッドの用途
汗を吸収してくれることが主な用途です。なので、肌さわりが良いです。
夏用にはヒンヤリ素材、冬用には保温効果のある素材が使わます。
さらに、洗濯できるものを選ぶことで、ベッドのマットレスの汚れ防止にもなります。
睡眠中の汗が気にならない方は、敷きパッドは使わないで普通のシーツカバーで良いです。
(シーツカバーには、上から掛けるタイプとボックスタイプがあります)
◆まとめ
ベッドのマットレスは基本的に洗えないので汚さない工夫と洗濯できるのもをマットレスの上に敷くことで十分対応できます。
ベッドのマットレスを汚さないためや湿気させないためにも上に何も敷かずに、そのまま寝ることだけは避けましょう。
寝具の汚れと湿気の対策は快適睡眠のためには大切なことです。
きちんと対処をして少しでもベッドマットレスの寿命を伸ばすことがベッド自体を長く使うことにもなるのです。