ベッドのマットレスにはたくさんの種類があります。
選び方の一番のポイントは硬さで選ぶことです。
主に
・ポケットコイルマットレス
・国産ポケットコイルマットレス
・ボンネルコイルマットレス
・マルチラススーパースプリングマットレス
・デュラテクノマットレス
・羊毛入りデュラテクノマットレス
・マルチラスダブルデッキスプリングマットレス
などがあります。
多く見られるマットレスにポケットコイルマットレスとボンネルコイルマットレスがあります。
【ポケットコイルとボンネルコイルの違いについて詳しくはこちら】
目次
マルチラススーパースプリングマットレスの選び方ポイント
1本のコイルを連結して編み込んだ高密度連続スプリング。
体を面で支えるので部分的な沈み込みがありません。
日本人の体格や骨格を考慮して開発されました。
通気性、耐久性にも優れています。
防虫加工を施した不織布が縫い込まれています。
両面多針キルト加工、抗菌、防臭、防ダニ加工もされているのも魅力。
人間の一番身体に良い姿勢はS字カーブを保つ立ち姿勢です。
この立ち姿勢のS字カーブをそのまま横にした、理想の寝姿勢を実現。
最も心地よく眠るためには、背骨とマットレス面が腰の部分で2~3cmあいている状態が理想とされています。
マルチラススーパースプリングは高密度連続スプリングです。
1本の銅線を連続して編み込んであり、体を面で支える構造です。
背骨や腰の沈み込みがなく、理想の寝姿勢を持続します。
コイル数が多く硬めの寝心地で、沈み込まず安定した寝姿勢を持続できます。
(コイル数)
シングル : 810個
セミダブル:1026個
ダブル :1188個
デュラテクノマットレスの選び方ポイント
2つの支持面をもつ新Z型スプリングです。
身体の動きを安定、横揺れを防ぎます。
良質の寝心地、耐久性、通気性、衛生面に配慮し理想の寝姿勢を維持します。
連続したZ型のスプリングが、一般的なスプリングに比べて2倍以上の力で身体を支えます。
適度な硬さを保ちながら、体圧分散にも優れています。
横揺れや沈み込みを防ぐため、台形に体圧重心ラインを形成。
しなやかさを向上し、耐久性もあります。
羊毛入りデュラテクノマットレスの選び方ポイント
デュラテクノマットレスに羊毛入りで、さらに快適さを求める方におすすめです。
クッション性が高まるのはもちろん、羊毛は優れた保温性、吸湿性、弾力性があるのが特徴です。
・羊毛の保温性
羊毛の毛は空気を閉じ込めやすい構造です。空気の層が多いほど暖かな空気を包み込み冷気をシャットアウトします。
・羊毛の吸湿性
羊毛の吸湿性は天然繊維の中でもトップクラス。
湿気を排出する力にも優れています。
コットンよりも優れていて、ドライな寝心地で快適です。
・羊毛の弾力性
羊毛の密度は高く、1cmに約3500本。
バネのように縮れて液状になる性質があるため荷重がかかっても元にもどります。
マルチラスダブルデッキスプリングマットレスの選び方ポイント
マルチラスダブルデッキスプリングマットレスは、スプリングを二段重ねすることで弾力性に富んだマットレスです。
上のスプリングが衝撃を吸収して、下のスプリングが荷重を分散させる二重構造です。
フィット感、クション性、耐久性を高めた最高級のマットレスです。
スプリングの形はマルチラススーパースプリングと同じ形状。
この形状を二段に重ねることで、クッション性、耐久性がアップしました。
マットレスの中では、このマルチラスダブルデッキスプリングマットレスとマルチラススーパースプリングマットレスが最も硬いマットレスです。
ベッドマットレスの硬さランキング
マットレスを柔らかいものから、硬い順番に並べてみました。
選び方の参考にしてください。
ポケットコイルマットレス(レギュラー)
羊毛入りデュラテクノマットレス
ポケットコイルマットレス(ハード)
ボンネルコイルマットレス(レギュラー)
ボンネルコイルマットレス(ハード)
国産ポケットコイルマットレス
デュラテクノマットレス
マルチラススーパースプリングマットレス
マルチラスダブルデッキスプリングマットレス
腰痛がある人のマットレスの選び方
ベッドマットレスにはたくさんの種類があり、硬さもさまざまです。
これだけあると迷うと思いますが、腰痛などをお持ちの方や心配される方は硬めのマットレスのほうが良いです。
硬めのほうが、寝返りがしやすいからです。
朝起きた時に、腰痛が一番ひどい方は寝ている間の寝返り回数が少なすぎるという原因も多く考えられます。
畳に敷き布団が長年日本人が寝てきたスタイルで腰にも良いとされています。畳に敷き布団を敷いて寝る感覚に近いのは、ポケットコイルマットレス(ハード)以上の硬さが良いでしょう。
硬さの好みも含めて、どの機能性をポイントにするかも考慮して選んでください。
ベッドマットレスの硬さ調節
新しく購入したベッドとマットレスなのに、なぜかマットレスの硬さが合わない!ということはありませんか?
硬すぎるマットレスを柔らかくするには、柔らかいベッドパットをベッドマットレスの上に敷くことでほぼ解決できます。
やわらか過ぎるベッドマットレスを硬くするには、硬めのベッドパットをベッドマットレスの上に敷くとよいのですが、硬めのパッドやマットもさまざまあります。
特におすすめなのは高反発マットレスです。
高反発マットレスは優れた体圧分散でしっかり身体を支えてくれます。寝返りもしやすくなりますので、腰痛に悩んでいる方におすすめです。
高反発マットレスも厚みも値段もさまざま。ベッドのマットレスの上に敷くのですから厚すぎないマットのほうがよいですよね。ベッドマットレスの上に敷くことができる高反発マットレスなら、ベッドマットレスを買い替える必要もなくなります。
まとめ
マットレスに関しては、近年多くの種類が出ています。
メーカーによりデザイン、用途などに合わせてマットレスを厳選して3種類ほどでおすすめしているベッドもあります。
中には7~9種類のなかから選ばないといけないベッドもあります。
マットレスの機能に関しては通気性、耐久性など、どれも質がよくなっていますので選び方のポイントは硬さで選ぶことです。