床に布団を敷くのはイヤ!ベッドを置きたいけど狭くなるのもイヤ!
と思ったことはありませんか?
ベッドを置いても部屋を狭く感じさせないのがフロアベッドです。
ベッドをはじめ、低い家具で統一すると部屋を広く見せてくれます。
また、日本人は古くから敷き布団で寝ていたので低い位置でのベッドは馴染みやすいのではないでしょうか。
洋室だけでなく和室に合うフロアベッドもあります。
初めてのベッドとして考えている方や今まで床や畳に布団を敷いて寝ていたかたにも違和感がありません。
普通のベッドに比べて圧迫感や狭さを感じることが少ないのです。
ベッドを置いても部屋を広々と見せてくれるのが大きなメリットです。
しかしながらデメリットもありますので、詳しくデメリットとメリットをご紹介します。
フロアベッドの6つのデメリット
・フロアベッドのデメリット1
(床に密着しているのでカビが心配)
カビは温度は20~30℃、湿度は60%以上で発生しやすくなります。
人が寝ている間にかいた汗はベッド下へ流れていきます。
普通のベッドはベッド下に空間があります。
フロアベッドは構造上ベッド下と床が密着しているので通気性がなくカビの発生が心配です。
通気性がほぼないと言ってよいので、床板が「すのこ仕様」になっているフロアベッドをおすすめします。
また、マットレスの上に除湿シートを敷き、更に敷きパッドを敷くことで対策になります。
除湿シートは干すことでくり返し使えます。
そして、敷きパッドを頻繁に干すか洗濯することでかなり湿気を軽減できます。
・フロアベッドのデメリット2
(床から30cmはほこりに注意)
床から30cmくらいに、ほこりが舞いあがっています。
歩くだけで舞い上がるのですから、床の低い位置で寝るかたでハウスダストなどのアレルギーをお持ちの方は注意です。
なるべく高い位置で寝る方が、ほこりの影響は少なくですみます。
フローリングに布団を敷いて寝るのが一番ほこりの影響を受けやすいです。
アレルギーのある方は、低めのフロアベッドであっても30cm以上の高さのベッドにすることをおすすめします。
・フロアベッドのデメリット3
(腰痛がある方は立ち上がりに注意)
近年、腰痛があるという方が多いです!
すでに腰痛があるかたはベッドのマットレスの硬さにこだわることは大切ですが、もう一つ大事なことはベッドの高さです。
低いベッドの場合に立ち上がりのために非常に腰や膝に負担をかけてしまいます。
毎日のことですから負担にならない高さのベッドがよいです。
目安としては、日本人の膝の高さの平均が約40cmほど。
なので、フロアベッドの高さも床からマットレス上までの高さが40cmくらいが理想です。
・フロアベッドのデメリット4
(ベッド下に収納スペースが取れない)
フロアベッドのベッド下と床が密着しているので収納スペースは全くありません。
ベッドによっては、ヘッドボードに棚があるくらいです。
狭い部屋やワンルームなどは部屋自体に収納スペースが少ないので対策が必要です。
新たに収納家具を購入するとなると、ますます部屋が狭くなってしまいますね。
なにかと収納する荷物は多いものです。普段使わない季節家電やスーツケースなど。衣類や布団も収納が必要です。
収納スペースのない部屋にはフロアベッドは機能的ではないかもしれません。
・フロアベッドのデメリット5
(フレームの幅が狭く弱い)
フレームの幅が約10~15cmほどなので組み立ては簡単なのが多いのですが強度が心配なところです。
マットレスをはめ込んで完成ですが、長く使っているとフレーム脇がたわんできてフレームとマットレスの間に隙間ができることがあります。
これを防止するためのに床にワイヤー、フレームに金具を取り付け固定しているベッドもあります。
・フロアベッドのデメリット6
(フレームの角に足をぶつけやすい)
フロアベッドのデザインにもよりますが、フレームの角が出っ張っているものがあります。
低い位置での出っ張りですので、足をぶつけやすい不安があります。
フロアベッドを配置する場所にもよるのですが、良く通る場所にベッドを設置した場合は注意が必要です。
フロアベッドの6つのメリット
・フロアベッドのメリット1
(部屋を広く見せる)
フロアベッドは高さが低い分、圧迫感がなく部屋を広く見せてくれます。
ワンルームや狭い部屋などにもおすすめです。
他の家具も低めでそろえると、いっそう広々とした感じになります。
・フロアベッドのメリット2
(ベッドから落ちてもケガをしにくい)
ベッドの高さはデザインにもよりますが、低いもので約20cm前後(床板+マットレス)です。
連結できて家族で使えるベッドはこの高さが多いです。
お子様がベッドに乗り降りするのも楽々です。
たとえ落ちたとしてもケガのしにくい高さです。
小さいお子様がいるご家庭でベッドを選ばれる場合は高さが20cm前後のフロアベッドをおすすめします。
・フロアベッドのメリット3
(格安なのにおしゃれ)
フロアベッドはスマートでスッキリしたデザインが近代的でおしゃれだと評判です。しかも、格安!
格安の理由は、フロアベッドの特徴である脚がないなど部材が少ないので他のベッドに比べて安いのです。
サイズの大きさやマットレスの違いで価格が変わってきます。
特にマットレスの構造により高くなりますが、マットレスの寝心地も高品質です。
・フロアベッドのメリット4
(低い位置での安心感)
畳に敷き布団で寝るのがなぜか馴染みやすいのが日本人ではないでしょうか。
低い位置での睡眠は違和感なく安心感さえあります。
敷き布団で寝ていた方がベッドに変える場合も、フロアベッドならスムーズです。
また、普通のベッドに比べて揺れやベッドのギシギシ音に悩まされることもありません。
床に直接、床板とマットレスを乗せるので安定感もあります。
床の傷つき防止のために床板の裏に取り付けるフェルト(自分で取り付け)が付いているベッドもあります。
・フロアベッドのメリット5
(連結できるベッド)
フロアベッドの中には連結して使えるベッドが多いです。
低い位置のベッドはお子さまにも安心安全ということで連結して家族で一緒に川の字で寝ることが可能です。
サイズはセミシングルからキングサイズまで自由に組み合わせして選ぶことができます。
将来は分割して使えるところも魅力です。
後々、子供部屋で使っても良いですし、夫婦が使っても良いという機能性が便利ですね。
・フロアベッドのメリット6
(ペットと一緒に寝るかた)
ペットを室内で飼っている方で、特に小型犬と一緒にベッドに寝るというかたは多いです。
そんなペットへの配慮として、ベッドへの上り下りがしやすいからとフロアベッドにされるかたもいらっしゃいます。
特に老犬などの小型犬には普通のベッドの高さでは高すぎです。
フロアベッドではマットレスの上までの高さは20~45cmとさまざまあります。
また、小さなお子さまにとっても上り下りしやすく落ちてもケガがしにくい高さです。
フロアベッドおすすめ3選
・【VERMOUTH】ベルモット(すのこ仕様)
フロアベッドは通常は脚のないデザインですが通気性を最も重視して作られた結果3脚設計です。
床からマットレス上までの高さは32cmで普通のフロアベッドの高さと変わりありません。
カビが心配なフロアベッド。通気性を重視するなら「ベルモット」をおすすめします。
・【Breeze】ブリーズ(フレームたわみ防止付き)
フレームのたわみ防止のために床にワイヤー、フレームに金具を取り付け固定しています。
さらに、床板はすのこ仕様で通気性にも対応しています。
・【Une freise】 ユヌフレーズ(和室に良く合う)
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フロアベッドの中でもヘッドボードが低めで和室に置いても馴染みます。
スリムな12cmのヘッドボードでありながら収納力はかなりのもの。
見せる収納も楽しめます。
カラーはウォルナットブラウンのみで和室やどんな部屋でも合わせやすいです。
◆まとめ
フロアベッドはスマートでおしゃれなデザインが多く部屋も広く見せてくれるので大変人気です。
デメリットを知り、改善できるなら解放感のある素敵な寝室になるのではないでしょうか。
しかし、腰痛があるかた、ハウスダストアレルギーがあるかたなどは注意してベッドの高さを選ぶ必要があります。
フロアベッドの高さは20cmから45cmくらいまでありますので、デザインだけにとらわれず自分に合うベッドを選んで下さい。